デジタル時代の経営戦略 根来先生 Strategy Of Digital Era By Negoro Tatsuyuki

教材

根来先生のケース

教員

小池先生/國領先生/根来先生/浜屋先生

授業概要

第1回インターネットバンク(セブン&アイ、ソニー、ジャパンネットバンク)
第2回ネットスーパー(イトーヨーカ堂、住商、西友その他)
第3回インフォミディアリと情報プラットフォーム1 浜屋先生(価格.com、@コスメ、dossia、HealthVault、coneco.net)
第4回インフォミディアリと情報プラットフォーム2 浜屋先生

こだわりがなければ、消費者に
ビジネスになるから、うれしい
例:GoogleBooks、知ってもらって、読んでもらって、コミュニケーションしたほうがうれしい、儲かる

第4回インフォミディアリと情報プラットフォーム3
第4回インフォミディアリと情報プラットフォーム4

ポイント

  • 戦略分析は単なるメリット、デメリットの分析ではなく、特性の本質を把握することである
    • 時間、経験、努力で改善できるものなのか、宿命のように刻まれているか

参考書

デジタル時代の経営戦略 (セレクトブックス) (単行本)
早稲田大学IT戦略研究所 (編集), 根来 龍之
Strategy Of Digital Era By Negoro Tatsuyuki

内容(「BOOK」データベースより)
デジタルな時代となった今、あなたの会社に迷いはないか。あなたの会社に戦略はあるか。そして、あなたの会社は生き残れるか―。デジタル化に対応できず不安を感じる現場、今の戦略に自信が持てなくなった管理職、あるいはさらなる飛躍を目指す経営陣の皆さん、必要なのは、競争戦略とIT戦略、そしてその手法を知っておくことだ。今からでも遅くはない。識者の声にヒントを見出し、勝ち組を狙え。そのバイブルはここにある―。

内容(「MARC」データベースより)
先達の体験記や、専門家の緻密な分析と提言を通して、今の時代の経営術のヒントや一流企業の強さの秘密を紹介。早稲田大学IT戦略研究所の03年から04年度にわたる、研究員、客員研究員による原稿と講演記録から成る。

『デジタル時代の経営戦略』

根来 龍之 監修
メディアセレクト

デジタルな時代となった今、あなたの会社に迷いはないか。あなたの会社に戦略はあるか。そして、あなたの会社は生き残れるか――さらなる飛躍をめざす企業の経営陣に向けて、デジタル時代における競争戦略とIT戦略、その手法を解説した一冊。2003年度から2004年度にかけて早稲田大学IT戦略研究所の研究員や客員研究員が記した原稿および講演記録から構成され、先人達の体験記や専門家の緻密な分析などをもとに、今の時代の経営術のヒントや一流企業の強さの秘密を紹介している。
著者プロフィール

根来 龍之 氏

早稲田大学IT戦略研究所所長/早稲田大学商学部教授。慶應義塾大学ビジネススクール講師、CRM協議会副理事長、組織学会評議員、国際CIO学会理事、Systems Research誌Editorial Boardなども務める。専門はシステム方法論、情報システム論、戦略経営論の統合分野。主な著書に、『mixiと第二世代ネット革命』(東洋経済新報社)、『デジタル時代の経営戦略』(メディアセレクト)、『ネットビジネスの経営戦略』(日科技連出版社)などがある。

プロローグ ビジネスモデル研究の新地平
第1部 デジタル時代の競争戦略(デジタル化とビジネスモデル
デジタル化とモジュール化 ほか)
第2部 デジタル時代のIT戦略(ネット戦略の再構築
ITと競争戦略 ほか)
第3部 デジタル時代の戦略手法(戦略論としてのバランスト・スコアカード
デジタル時代の経営手法 ほか)

書評

メルマガ書評 
 本書は、早稲田大学IT戦略研究所の研究活動報告書として発刊されたものである。中心的テーマは「ビジネスモデル」に関し、特に「経営資源」の観点に「経営活動」の観点を付加すべきものであり、「経営システム論」としての主張がなされている。

 デジタル時代あるいは情報経済時代の到来を迎え、企業経営者はいやおうなしに自社の経営戦略の転換を迫られているが、本書では、経営戦略手法が多才な研究陣による多様な切り口から提案されており、企業経営者の近未来戦略立案に多いなる示唆を与える。

 プロローグの一節に、「トヨタの現場改善能力は、現場の班長/職長のモラルや熱意を含んだ現場粘着性のある技能で形成されたものである。改善提案制度や社内工の終身雇用制度も、その形成に大きな役割を果たしていると考えられる。従って、表面的な<かんばん方式>だけで語り尽せない。資源間にシステム性があり、それが、トヨタの現場の力をそう簡単にほかの場所に移植できないようにしている。」との指摘がある。まさに「その通り!」トヨタの利益の源泉は、現場のPDCAサイクル定着力(マネジメント・システムの確立)にあると日頃から感じていた筆者は、この指摘に大いに共感する。中堅・中小企業では、どこに行ってもこのことがなかなか理解されない。そのため、せっかくの現場力がせいぜい10%から15%くらいしか有効活用されておらず、「利益が上がらない」とか「原価が低減できない」といった結果に陥っている。
 
 本書は一見すると、研究報告書と見られがちであるが、実は現場改革のヒントが随所に隠された実務参考書としての価値が高い。

Reference:
http://www.creage.ne.jp/app/BookDetail?isbn=4861470080
http://amazon.co.jp/

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