経済学は数百年の歴史を誇っている学問である。（２００年ぐらいかなぁ）
この学問の本質は価値の交換と分配と思う。つまり、哲学に近い。
よく言われている経済学の知識はミクロの需要、供給原理、マクロのアダムスミスの見えざる手・ケインズの政府コントロール論である。
経済学の最新発展はchaosとライフ理論があるが、どっちかというとアダムスミスの数学証明に近い。
では経済学と経営学はどんな関係があるだろう。
経済学は一般の世界をモデル化した。
この世界は無数の生産者と消費者に構成されている。これによって、供給と消費が発生する。すなわち経済が回るのである。
この環境はいくつ特殊のパタンを排除した。たとえば生産はゼロコスト、消費しても減らないものとか。
しかしこの一般的なパタンは非常に明快な結論を出している。つまり、完全競争市場であれば、利潤逓減し、均衡のゼロに近づく。
では、企業の経営をいくらやっても、もうからないんではないか？
もちろん、層ではない。企業の経営はこの完全競争市場を脱出することである。
また、政府はこの競争市場を程度よく制御することである。
戦略論では企業はADVMで、ポジション、3C、5F、バリューチェーンでターゲット、セグメントを特定し戦略を決めて、またRBVで差別化の源を確保し、企業を経営する。
この一連の目的は差別化である。つまり、コストリーダーは価格、資金力、フル製品ラインおよび顧客信頼感、情報量で差別する。チャレンジャーは新たな差別化のルールでリーダーに挑戦する。ニッチャーは一点集中でリーダーと差別化する。RBVは持続的な源で他社差別化する。戦略は差別のために存在するものである。では、なぜ差別化が必要か？色々と戦略論の解釈があるが、ここで、一番わかりやすいのは経済学である。差別化をしなければ、完全競争市場になって、利潤が０になる。
また、戦略論上の全ての差別化取り組みは経済学のグラフ上見える。
その次はマーケティングである。４P、あるいは４C、４RおよびCRM、サービスは全て差別化の要因を作り出す方法である。つまり、全て同じように経済学の詳細化と考えられる。
ほかにイノベーションにも非常に経済学に関係ある。持続的にイノベーションと破壊的なイノベーションは両方とも差別化のためである。