Writing English Profile For Recruit

英文履歴書の書き方

参考:
http://careerzine.jp/article/detail/1032?p=3
あなたは大丈夫? 日本人がよくやる4つの間違い
第1回 和文履歴書との違いとレイアウト構成
北里 光拡 [著] 公開:2010/03/17 09:00

北里氏が書いた「英文履歴書の書き方、あなたは大丈夫? 日本人がよくやる4つの間違い」はよく英語履歴書の書き方をまとめた。
ここはダイジェストをまとめる。

タグ: 職務経歴書 外資系 英文履歴書

 キャリアアップのため外資系企業への転職を目指す人へ。英文レジュメは、和文をきれいに訳すだけでは不十分です。日本人が意外と知らない、英文レジュメ作成の常識をお伝えします。
外資系への転職を目指すなら、最初に用意したい「英文履歴書」

 キャリアアップを目指して転職を考えたことがあるなら、転職先の候補の1つとして、外資系企業も検討したことがあるはずです。外資系企業に転職するなら、スキルが高く、即戦力として活躍でき、有能であることを、転職活動を通して証明しなければなりません。

 外資系企業への転職活動において、最初の難関は英文履歴書(英語でResumeもしくは CV)です。履歴書をはじめとする書類は、転職活動のスタート段階で用意しておくべきでしょう。人材紹介会社や求人企業から要求される前に、英文履歴書を準備しておくことが望ましいです。

 このコーナーでは、英文履歴書を効率的に作成するのに最低限必要な知識を解説してきます。第1回目は、はじめて英文履歴書を作成する人がやってしまいがちな間違いや和文職務経歴書との違い、記載内容のレイアウト構成を理解することを目標に説明します。とくに、現在ITエンジニアリングを中心とする専門知識・経験を持ち、日本の外資系企業に転職を検討している人に役立つ情報もお届けします。

英文履歴書作成で日本人がよくやる4つの間違い

 インターネットで検索すると、英文履歴書のサンプルをいくつも見つけることができます。すでにウェブサイトにあるサンプルを参考にして、英文履歴書を悪戦苦闘しながら書いている人も多いでしょう。

 ここからは、和文職務経歴書、和文履歴書をベースに英文履歴書を作成する人が陥りやすい4つの間違いを解説します。作成する前に知っておくだけで、効率的に進めることができるでしょう。

間違いその1:和文職務経歴書、和文履歴書の直訳で作成してしまう

英文履歴書にフォーマットなし

 英文履歴書には、和文履歴書のように市販の用紙や決まり切ったフォーマットはありません。どちらかというと、和文職務経歴書のようにレイアウトは自由で、記載項目は求人内容に合わせて自分で決めていきます。

 人材紹介会社に和文職務経歴書の書き方について相談したことがある人はわかると思いますが、5社のキャリアコンサルタントに相談すれば、5通りの考え方が返ってきます。一般的に必要とされる記載項目はありますが、そもそも書式に正解がありません。

年齢、性別、健康状態は書かない

 英文履歴書には書かなくてよい項目がいくつかあります。英文履歴書は和文履歴書・職務経歴書にある生年月日・年齢、家族構成、既婚・未婚、性別、健康状態、退職理由、現在および希望年収は書きません。また写真の添付も必要ありません。

 米国では年齢や性別、健康状態の記載情報によって採用判断することは違法です。もし米国系企業に応募するならば、書類が本社に転送される可能性がありますので、英文履歴書には上述の内容は記載しないほうが適切です。

 とはいえ、米国以外の国が同じ対応かというとそうではなく、欧州では生年月日や家族構成を記載して英文履歴書を提出するビジネス慣習があります。そのため、応募する外資系企業の本社がどこにあるのか調べた上で記載内容を決定する方が望ましいでしょう。もし判断に迷った場合、米国の様式で作成することをお勧めします。

学歴より職歴重視

 記載順にも違いがあります。英文履歴書は職務経歴および学歴を最新順に記載します。たとえば、実務経験7年あるならば、採用側は7年前の経験には興味がありません。応募者がいまできる能力が何かについて知りたいのです。日本の履歴書では学歴を先に書きますが、中途採用では学歴より職歴が重要視されます。ですから、記載順も学歴より職歴を先に持っていくことが望ましいです。

 このように英文履歴書を作成するのに、和文書類をそのまま直訳することはできません。最近、外資系企業の転職事情の影響を受けて、和文職務経歴書の書き方は英文履歴書と同じフォーマットが出始めていますが、記載項目に大きな違いがありますのでご注意ください

キャリアアップのため外資系企業への転職を目指す人へ。英文レジュメは、和文をきれいに訳すだけでは不十分です。日本人が意外と知らない、英文レジュメ作成の常識をお伝えします。
間違いその2:自分を理解してもらうため、詳細に細かく書いてしまう

 選考者の立場に立って考えれば、英文履歴書は読まれるためにあるのではなく、サッと目を通すためにあります。転職者からすれば選考者にもっと知ってもらいたいので、詳細に、できるだけ多くの項目を書きたい気持ちはわかります。

 しかし、1つの求人案件に応募しているのはあなただけではありません。職種にもよるでしょうが一般的に1つの求人案件に50人から100人は応募しているでしょう。

 ならば、選考者が1人に対して割ける時間は僅かです。一般的に1人の履歴書に書ける時間は1分以内だとか。そのため、読み手が求めている情報以外はできる限り書かないことです。英文履歴書はシンプルに、わかりやすく作成することが重要になります。

間違いその3:1ページにまとめることにこだわる

 英文履歴書に限らず和文職務経歴書の枚数には一般常識として1枚~3枚のレンジはありますが、正解はありません。ある人材紹介会社にいけば1枚にまとめるように言われ、別の人材紹介会社にいけばもっと詳細に書くように依頼され、3枚でもOKとなった事例もあります。

 実のところ、相談する人材エージェント、採用人事、企業文化によって常識が変わります。日本の外資系企業を対象とした場合、おおむね職務経歴年数や職種にもよりますが、2枚ならば問題ありません。新卒3年目未満ならば1枚で書く方が適切でしょう。

 海外に目を向ければ、欧州の中途転職では3~5枚の英文履歴書(CV)も一般的です。職歴年数が20年を越えると、転職による会社数や職種数が増える人もいます。職歴年数が長い人は無理して2枚に納めて経験や能力を疑われるより、3枚で作成するほうが望ましいでしょう。

間違いその4: 英文履歴書さえできれば準備万端だと過信する

 英文履歴書さえ書ければ外資系企業への転職は準備万端というわけではありません。転職活動は自分自身が商品の営業活動です。英文履歴書はあくまで、転職活動を支えるマーケティングツールです。当たり前ですが、職務経歴書類だけで職は得られません。英文履歴書の本来の目的は、読み手に興味を惹きつけて書類選考に通過し、次のステップである面接に行くためにあります。

 筆者は、英文履歴書作成のコンサルティング支援事業ResumeMarketing.jpを運営していますが、応募企業の面接過程で英文履歴書を要求されて慌てて申込依頼がくる人が後を断ちません。

 希望通りの企業に内定が取れず、転職活動で失敗を繰り返す人の1つの要因は準備不足です。英文履歴書は重要なツールですが、転職活動は応募先企業の事前研究、面接の準備など書類選考が通過した後の対応もしなければ内定までたどり着きません。

英文履歴書のレイアウトと構成-ブロック単位に理解する

 英文履歴書を作成するための構成、レイアウトについて解説します。一般的に大きく分けて6つのブロックに分けて書いてください。

フォントサイズは10ポイント~12ポイント
フォントの種類はTimes New RomanもしくはArialなどが望ましい
強調したい単語(名前、会社名、職種、タイトルなど)はボールドでフォント数12ポイント以上

 上の図について、(1)から(6)までブロック単位ごとに解説していきます。

1.Header

 名前、連絡先(住所、固定電話、携帯電話、電子メール)を記載します。

2.Objective

 希望職種を書きます。

 この項目はキャリアチェンジや新卒間もない人には読み手に目指したい職種を示すのに効果的です。一方、現職の延長線上でキャリアアップを想定されている人は記載しなくても大丈夫です。先述したように英文履歴書はシンプルであることが理想です。

[例文]
・Project Manager position in software development industry
・Web Marketing position in consumer business
3.Summary

 アピールしたいスキル、経験、能力の略歴を書きます。

 求人企業の職務条件(Job Description)に沿った内容が望ましいでしょう。あなたが経験した業界、専門職種の内容・実績や年数、パーソナル資質(プレゼン能力、交渉力、論理性、スケジュール管理、積極性、創造力など)を書きます。

 書く順番はJob Descriptionの記載内容の重要度に応じて書きます。一般的に業界・職種経験・年数を先に書き、続けて貢献内容、資格、パーソナル資質の順番に書きます。

 また、エンジニアやウェブデザイナーなどの専門的な知識・経験を持っているなら、Summaryの後にTechnical Summary欄を別に設けてアピールすることもできます。採用担当者があなたに興味を持って次項の職歴詳細欄(Work Experience)を読むかはこのSummaryの内容次第です。

4.Work Experience

 これまでの職務経歴を最新順に記載する項目です。

 採用担当者は、あなたが5年前にしていた業務より現在もしくは最近何をされているかに興味があり、入社間もない頃より成長していることを前提でいます。あなたが就いた職種、役職、部門、会社名と在籍期間を記載し、具体的にどのような職務や実績をあげてきたか書きます。

5.Skills

 語学の資格、IT関連の資格、簿記資格などを記載します。

 エンジニアなどの専門職の場合、技術スキルは(2)のTechnical Summaryに記載する方が効果的です。また技術を学ぶ講習・研修(Training)を受講されていましたらSkills欄の前後にTraining欄を設けてアピールできます。

6.Education

 最終学歴を記載します。

一般的に中途採用では学歴より職歴の方が重要視されます。書く内容は、大学名(専門学校名)、取得学位、専攻、所在地、卒業年度です。もし海外で語学留学や短期留学された経験があるなら、日本での卒業学校と併せて記載してください。

Summaryを最後に書くとまとめやすい

 応募する企業やあなたの職務経歴によってはこの他にも記載項目がありますが、一番オーソドックスな構成を説明しました。作成するブロックの順番は、(1)→(2)新卒・キャリアチェンジの場合)→(6)→(5)→(4)→(3)が一番まとめやすいです。(3)のSummaryが最後なのは、すべての経歴・スキルを書いた後の方がまとめやすい、という理由からです。

英文履歴書は誰がみるのか

 一般的にHiring Manager (採用をかけた部門マネージャー)の前に、人事採用担当者がすべての書類に目を通しています。人事担当者が日本人の場合は和文職務経歴書・和文履歴書を中心に選別していますが、英文履歴書もみていると思ってください。

 少人数の外資系企業の場合は、人事担当者が外国人のケースも考えられます。その場合、和文職務経歴書・和文履歴書は参考資料となり、英文履歴書があなたの選考に大きく影響します。

 次回はこの構成にもとづく英文履歴書の事例を示しながら具体的な書き方を解説していきます。

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